日産「ZE1 リーフ」を運転してみました
以前、ER34の足回りのメンテナンスをディーラーに依頼した際に、代車として、2代目になる「ZE1 リーフ」をお借りしました。
2017年にフルモデルチェンジして、4年が経過しているので、中古車市場でも多く出回っています。
私自身は、2代目リーフを初めて運転しましたので、色々と確認してみました。
リーフ(ZE1)の基本スペック
・型式:ZAA-ZE1
・全長×全幅×全高:4480×1790×1565mm
・車両重量:1680kg
・最大出力:218ps/5800rpm
・最大トルク:34.7kgm/4000rpm
・総排気量:0cc
・エンジン型式:EM57(電気モーター)
※上記は駆動用バッテリーが62kWh車
ZE1リーフの走行性能チェック
①フル充電時の走行距離
カタログ値では、WLTCモードで458km、JC08モードで570kmとなっております。
メーターパネルでは、100%充電時で「410km」と表示されていました。
②「e-Pedal」スイッチ
日産の「e-power」車でも搭載されている、アクセルオフでの減速機能ですが、ZE1リーフの「e-Pedal」はアクセルオフで完全停止します。
信号待ち等で、アクセルもブレーキも踏んでいない状態で停止しておくことが可能です。
③「プロパイロット」スイッチ
話題の日産「プロパイロット」ですが、ZE1リーフで搭載されているのは、「2.0」ではない通常の「プロパイロット」です。
スカイラインとアリアに搭載されているのが「プロパイロット2.0」で、こちらは「ハンズオフドライブ(ハンドルから手を離しての運転)」や「車線変更追い越し支援(システムが追い越し提案)」ができるシステムになります。
ステアリングの右側に「プロパイロット」スイッチがあります。
通常の「プロパイロット」は、大きく以下の2つの機能があります。
・インテリジェントクルーズコントロール
いわゆる、追従走行機能です。運転者がセットした車速を上限に、車速に応じた車間距離を保つように車間制御する機能です。
複数車線のある、制限速度60kmの幹線道路だと、結構便利だと思います。
アクセルを踏まなくても、追従していってくれますし、前の車が止まると、ブレーキペダルを踏まずとも停止してくれます。
・ハンドル支援
車線中央付近を走行するようにステアリングを制御し、運転者のハンドル操作を支援する機能です。
ただし、作動条件が色々あるようで、個人的にはそれほど便利な機能だとは思いません。
④「プロパイロットパーキング」スイッチ
名前の通りですが、パーキング(駐車)をプロパイロット(自動運転技術)が行ってくれるものです。
シフトレバー付近にある「プロパイロットパーキングスイッチ」を押し続けると、アクセル、ブレーキ、ハンドルに触れることなく、自動で駐車をしてくれます。
駐車が苦手な人には便利な機能かもしれません。
実際にプロパイロットパーキングを行っている動画をYouTubeにアップしております。
ZE1リーフの内装関係チェック
<前列シート>
<後列シート>
コンパクトカークラスよりは、少し足元にゆとりがあるような気がします。
<ラゲッジスペース>
コンパクトカークラスよりは、奥行きがあるので、広く使えそうです。
<エンジンルーム>
本来エンジンがあるべきところに、モーターが搭載されています。
<充電ポート>
リーフにはガソリン車ではないので、給油口はありませんが、代わりにボンネットの前方に充電ポートがあります。
左側が急速充電ポート、右側が普通充電ポートとなっています。
ZE1リーフを運転しての感想
走行性能という点でもトルクが34.7kgmで、直線での加速は気持ちイイです。
車重が1680kgもあるとは思えないような加速をしてくれます。
EV(電気自動車)なので、走行音も静かです。
また、インテリジェントクルーズコントロールやプロパイロットパーキングなど、自身でアクセルやブレーキを踏まなくても、自動で操作してくれるという点は、近未来的な機能だと思わせてくれます。
機会があれば、また運転してみたいと思う車です。