ER34のラジエーターキャップ付近からのLLC漏れ対応
先日、車検から戻ってきたER34のエンジンルームを確認すると、ラジエーターキャップ付近からLLC(冷却水)が漏れていました。
純正ゴムホースが劣化していると思いましたので、新しいホースに交換することにしました。
リザーバータンクホースの交換で準備したもの
①シリコンホース(内径8mm):2m
せっかく交換するので、青色のシリコンホースをネットで購入しました。
有名なメーカー品の方が安心ですが、ノーブランド品だと安価で購入ができます。
青色のシリコンホースにすることで、エンジンルーム内のドレスアップにもなります(>_<)。
純正のホース内径は7mmだと思いますが、8mmでも問題ありません。
今回使用した長さは約1.2mです。余裕をもって2m購入しましたが、1mだと少し短いので、少し長めに購入しました。
上の写真は、使用後に余ったシリコンホースです。
②ホースバンド
購入したシリコンホースの外径が14mmなので、それに適合するサイズのホースバンドを選択しました。
今回購入したホースバンドは、TRUSCO(トラスコ)製で、「5.6mm~16mm」に対応するものになります。
リザーバータンクホースの交換手順
①ラジエーターキャップを外す
まずは、ラジエーターキャップを外しておきます。
外すというよりも緩めておくという感じで、ゴミ等が入らないように、キャップ自体は所定の位置に置いておきます。
②リザーバータンクを車体から取り外す
10mmサイズのボルト2本(下の写真の赤丸部分)を外して、リザーバータンクを車体から取り外します。
③リザーバータンクを斜めに傾ける
ホースを外した時にLLC(冷却水)が漏れてこないように、リザーバータンクを少し斜めに傾けます。
本当はリザーバータンク内のLLCを抜くのが正しい方法かもしれませんが。
傾けすぎて、上からこぼれないように注意しましょう。
④ホースを外して新しいホースに交換する
既存のホースを取り外して、新しいホースに交換します。
今回は、純正よりも少し内径が大きいホースなので、ホースバンドも用意しました。
ラジエーターキャップ側だけでなく、リザーバータンク側にもホースバンドを装着しました。
ラジエーターキャップ付近のLLC漏れの原因と対応
今回のラジエーターキャップ付近のLLC漏れについて、大きく3つの原因が考えられたので、それぞれに対応しました。
①リザーバータンクホースの劣化
純正ゴムホースが熱や経年劣化により硬化して割れているのでは、と思いましたので、新品のシリコンホースに交換しました。
取り外した純正ゴムホースを確認したところ、亀裂や割れている様子はありませんでしたが、少し硬化しているようでした。
新品のシリコンホースにすることで、この原因による不安は解消されます。
②ホースバンドの不具合
純正のホースバンドは、細くて頼りない感じです。
長期使用により緩んできている可能性もありましたので、トラスコのホースバンドに交換しました。
③リザーバータンクホースへのジョイント部分のシール不良
今回の漏れで一番の原因ではないかと疑われたのが、この部分です。
ジョイント部分が少し緩んでいるように見えましたので、取り外してみるとネジ部分にシールテープが無いようでした。
元々巻かれていなかったのか、経年劣化で無くなってしまったのかは不明です。
このジョイントのネジ部分にシールテープを巻いて取り付けました。
LLC漏れ対応後の感想
今回の対応のついでに、ラジエーターキャップも新品に交換しました。
前回交換時の走行距離が134,081kmで、今回交換時の走行距離は156,837kmなので、前回交換から約2.2万km走行で2年半ぐらい使用しました。
下の写真の左側が新品、右側が使用済みです。
機能的にはまだまだ使えそうですが、せっかくのタイミングなので交換しておきました。
肝心の漏れについてですが、上記の対応後は、LLCの漏れは全くありません(>_<)。
あとは、見た目にはエンジンルーム内の青色が増えて、プチドレスアップになりました。
<交換前> <交換後>
冷却系のトラブルは、エンジンにも大きく影響を及ぼしますので、できるだけ早めに対応する方がよいです。
特にこれからは、暑い季節に入りますので、冷却系の点検はしっかり行っていきましょう。