ER34でのタイヤローテーション(位置交換)作業について

今回は、タイヤの位置交換(ローテーション)について、書いてみたいと思います。

タイヤの位置交換(ローテーション)の目的は、タイヤの前後で摩耗の進行具合が異なるので、定期的な位置交換により、タイヤの寿命を延ばすためです。

方法としては、以下の3パターンとなります。

 

タイヤの位置交換(ローテーション)方法

タイヤの位置交換(ローテーション)の前提条件は、前後のタイヤとホイールが同サイズであることです。

私のER34では、前後で同じサイズのホイール・タイヤを装着しているので、位置交換(ローテーション)を行うことが可能です。

 

パターン1:FF車の場合

・駆動輪(フロントタイヤ)は左右そのまま後ろに取り付ける

・駆動輪でないタイヤ(リアタイヤ)を、前に左右を入れ替えて取り付ける

タイヤローテーションFF

 

パターン2:FR車の場合(※4WD車も同様)

・駆動輪(リアタイヤ)は左右そのまま前に取り付ける

・駆動輪でないタイヤ(フロントタイヤ)を、後ろに左右を入れ替えて取り付ける

タイヤローテーションFR

 

パターン3:回転方向が指定されているタイヤの場合

・回転方向指定があるため、左右はそのままで前後のタイヤを入れ替えて取り付ける

回転方向指定タイヤ

回転方向が指定されているタイヤには、タイヤ側面に「ROTATION」の文字と回転方向を示す矢印が表示されています。

私の使用しているYOKOHAMA「ADVAN NEOVA AD08R」だと以下のように表示されています。

ADVAN NEOVA AD08R

NANKANG「NS-2R」だと、以下のように表示されています。

NS-2R rotation

 

タイヤの位置交換(ローテーション)作業手順

私のER34には、回転方向が指定されているタイヤを使用しているので、上記のパターン3となります。

パターン3だと、片側ずつジャッキアップすることで作業が完了します。

私のER34で、実際に行っている作業手順を記載しておきます。

パンタグラフジャッキとフロアジャッキを1台ずつ常備しているので、その2台を使用しての手順となります。

この方法は安全性を考えると推奨される手順ではないので、実施される場合は自己責任でお願い致します。

 

(1)パンタグラフジャッキでリアタイヤを上げる

ローダウン対応ではない普通のフロアジャッキなので、通常の状態だとフロアジャッキが入りません。

ガレージジャッキ

そこで、まずはパンタグラフジャッキでリアタイヤを上げます。

ER34 リア ジャッキアップ

そうすることで車体全体も少し持ち上がるので、フロアジャッキが入るようになります。

 

(2)フロアジャッキでフロントタイヤを上げる

フロアジャッキを使用して純正ジャッキポイントで車体を上げるために、以下のものを用意しました。

コーナンの「サイド専用ジャッキアタッチメント(KOT07-0051)」です。

KOT07-0051  KOT07-0051

Yahoo!ショッピングで購入

この商品は、フロアジャッキのサドル部分に乗せるだけで、簡単にセットできる点がよいです。

ガレージジャッキ アダプター

この状態でフロアジャッキを使用して、フロントタイヤも上げます。

ガレージジャッキ  ガレージジャッキセット

 

(3)フロントタイヤとリアタイヤを入れ替える

フロントホイールとリアホイールを車体から取り外して、フロントとリアを入れ替えて取り付けます。

 

(4)逆の手順でジャッキを下ろしていく

ジャッキアップした時と逆の手順になりますので、まずフロント側を下ろしてからリア側を下ろすという順番になります。

同様の手順で逆サイドも前後を入れ替えて完了です。

 

タイヤの位置交換(ローテーション)作業後の感想

一般的に、駆動輪はタイヤの摩耗が早いです。

FF車では、駆動輪であり操舵輪である前輪は、摩耗が激しいです。

その代わり、後輪は摩耗がかなり少ないです。

ですので、定期的なローテーションが必要だと思います。

逆に、FR車では操舵輪である前輪よりも、駆動輪である後輪の方が摩耗していきます。

前輪と後輪を均等に摩耗させていきたい場合は、定期的なローテーションを行いますが、私の場合は、2本ずつ新品タイヤを購入しているので、ほとんどローテーションをしていません。

リアタイヤの溝が少なくなったら、リアタイヤを新品に交換して、その後数百km走行してからフロントタイヤと入れ替えをします。

こうすることで、常に新しいタイヤが前輪に装着されている状態にしています。

また、作業手順としては安全性を考えると、キチンとリジットラックを4箇所にかけて、4輪浮かせた状態で作業するのが正しい手順だと思います。

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