TEIN「FLEX Z(フレックスゼット)」の車高調整作業について
先日に、TEIN「FLEX Z」に交換して、慣らしも終わったので、車高の微調整を行うことにしました。
TEINの「FLEX Z」は全長調整式の車高調ですが、TEIN製に限らず、どこのメーカーの車高調も基本的には同じ手順です。
いざ調整しようとする時に、どっちに回したらよいか、ふと考えてしまうことがあるので、備忘録の意味合いで記事にしておきたいと思います。
全長調整式車高調の車高調整の手順
(1)ブラケットロックを緩める
付属の車高調整レンチを使用して、車高調整を行います。
ブラケットロックを反時計回り(赤矢印)に回すと緩めることができます。
その際には、車高調本体が回らないようにスプリングシートを車高調整レンチで時計回り方向(青矢印)に力をかけます。
固く締まっている場合は、車高調整レンチの四角い穴にラチェットやスピンナハンドルを差し込んで回すと簡単に緩めることができます。
(2)ショックアブソーバー本体を回して車高を変更する
ブラケットロックを緩めると、ショックアブソーバー本体を回すことができます。
・車高を下げる:時計回り(水色矢印)に回す
・車高を上げる:反時計回り(黄色矢印)に回す
車高の調整は、シートロックとブラケットロックとの長さを変化させることで調整していきます。
TEINの取扱説明書では、この長さを「B寸」(下の写真の赤矢印)と表示されています。
この「B寸」を短くすると車高が低くなります。
(3)ブラケットロックを締める
緩める時と逆で、ブラケットロックを時計回りに回して締めつけて固定します。
その際には、車高調本体が回らないようにシートロックを車高調整レンチで反時計回り方向(青矢印)に力をかけます。
車高調整を実施しての感想
私のER34での最も低い位置となる部分は、触媒になります。
車検対応の最低地上高を確保しようとすると、フロントは正直あまり車高を下げることができません。
リアは比較的車高を下げる余裕がありますが、フロントとのバランスもあるので、結局あまり下げることができません。
車検対応を気にしなければ、見た目重視で十分に下げることもできるかもしれませんが、下回りを擦ったりヒットさせたりする可能性もあり、実用的ではありません。
今後、見た目と実用面を考えながら、ベストな車高を探していきたいと思います。