富士スピードウェイにて国内Aライセンス講習会を受講してきました
先日、ソニックレーシングさん主催の国内Aライセンス講習会を受講するために富士スピードウェイへ行ってきました。
5年前にジムカーナの競技会に参加するために、国内Bライセンスを取得しましたが、その上級となる国内Aライセンスには以前から興味がありました。
このモータースポーツライセンスは、JAF(日本自動車自動車連盟)が発給しているもので、ライセンスの種類は様々あります。
興味のある方は、JAFのホームページをご覧いただければと思います。
ここでは、国内Aライセンスと国内Bライセンスとの違いについて少し触れたいと思います。
国内Aライセンスと国内Bライセンスの違い
・国内Aライセンス:レースに出場するために必要なライセンス
・国内Bライセンス:ラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアル等に出場するのに必要なライセンス
ポイントは、「JAFが公認する」競技に出場するのに必要なライセンスとなります。
JAFの公認ではない練習会や走行会であれば、こういったライセンスが無くても参加ができます。
Aライセンス講習会に必要なもの
Aライセンスの講習会では、以下のものを持参する必要があります。
・運転免許証(運転免許証が有効であることによって各ライセンスが有効となるため)
・Bライセンス(上級申請時に必要)
・JAF会員証(受付で提示を求められました)
・競技会出場記録カード(上級申請時に必要)
・黒ボールペン(筆記試験で使用)
・蛍光ペン(講義の時にマークするため)
・ヘルメット(実技走行でサーキットを走るために必要)
・グローブ(実技走行でサーキットを走るために必要)
・長袖長ズボン(実技走行でサーキットを走るために必要)
Aライセンス講習会のスケジュール
当日のタイムスケジュールは以下の流れでした。
9:50~10:20 参加確認
10:25~10:55 座学講義
11:00~11:30 座学講義
11:35~12:05 座学講義
12:05~13:00 昼食
13:15~13:45 筆記試験
13:55~14:25 上級申請
14:30~14:55 基礎実技
15:00~15:20 ブリーフィング
15:50~ 車両検査
16:30~16:45 トライアル
16:45~17:00 実技試験
17:20~17:50 表彰式、合否、講評、解散
当日の流れについて、もう少し補足説明をしていきます。
富士スピードウェイの東ゲートより入場
富士スピードウェイの東ゲートより入場します。
入場料は1000円ですが、JAF会員証を提示すると900円になります。
参加確認(9:50~10:20)
受付にて、運転免許証、Bライセンス、JAF会員証を提示しました。
また、今回WEBで申し込みをしましたので、押印をした参加申込書を提出しました。
この時に、事前に予約購入しておいたテキスト3冊を受け取りました。
座学講義30分×3セット(10:25~12:05)
購入したテキストを使用して、1冊ずつ筆記試験に出る箇所を重点的に講義が行われます。
筆記試験のポイントを講義の中でお話されるので、しっかり聞いて蛍光ペンなどでマークしておくと筆記試験で役立ちます。
1セット目は、「モータースポーツハンドブック」による講義でした。
内容としては、国内競技規則に関することでした。
2セット目は、「国内競技車両規則」による講義でした。
内容としては、テキストの名前の通り車両や装備に関することでした。
3セット目は、「国際モータースポーツ競技規則 付則H項」による講義でした。
内容としては、旗信号に関することが中心でした。
サーキット走行をしている人であれば、お馴染みだと思います。
筆記試験(13:15~13:45)
午前中のテキストの3分野から10問ずつ出題されて、1問10点で300点満点の「○×」の試験になります。
各分野で80点以上(2問までの間違いはOK)が合格ラインとなります。
試験中はテキストの参照は可能となっているので、午前中の講義をしっかり聞いてマークしておくとまず合格できます。
私は満点をとることが出来ました。
上級申請(13:55~14:25)
BライセンスからAライセンスへの申請書の記入を、説明を聞きながら記入していきます。
また、上級申請をソニックレーシングさんが500円の手数料で代行してくれるということでしたので、私はお願いしました。
この時にBライセンスも預けます(後日返却されます)。
基礎実技・ブリーフィング(14:30~15:20)
基礎実技とブリーフィングとの区切りはなく、レースに参加するにあたってのお話を中心に、サーキットトライアル及び実技試験での注意事項がありました。
走行においては、ゆっくり走る車両はコースの右側を走行し、追い越しをする車両は必ず左側から追い越すように指示がありました。
また、運転席のフロアマットも外すように指示がありました。
ブリーフィングの後は車両検査までに左右ドアにゼッケンを貼り、トランスポンダ(サーキットトライアル参加の場合)を取り付けます。
トランスポンダは、車内側のドアガラスに取り付けます。取り付け方は、岡山国際サーキットと同じでした。
ゼッケンは、他のサーキットと比べると一回りぐらいサイズが大きかったのが印象的でした。
各ポストがコースから少し離れたところに設置されているので、見やすくするために大きな数字でゼッケン番号を表示しているのでしょうか。
車両検査(15:50~)
車両検査として、ピット横に全車両が並び、順番にウインカー・ヘッドライト・ブレーキランプの点灯確認が行われました。
車両検査が終わると、走行時間までその場で待機となります。
トライアル・実技試験(16:30~17:00)
サーキットにて走行となります。スケジュール表には、16:30~16:45がサーキットトライアル、16:45~17:00が実技試験となっておりますが、特に区切りはなく各自自由に周回を行います。
ただし、サーキットトライアルに参加しない人は、16:45からの走行開始となります。
この日はサーキットトライアル参加台数が22台と少なかったので、走りやすいという印象でした。
表彰式・合否・講評(17:20~17:50)
Aライセンス試験の合否結果と、サーキットトライアルの表彰(1位~6位)の表彰がありました。
タイム的には目標に達しませんでしたが、3位入賞させていただき、JAF銅メダル、クリスタルグラス、その他副賞を多数頂きました。
表彰式終了後、片付けを行っているとたいぶ薄暗くなってきて、富士山のシルエットが夕焼けのバックに映えていました。
Aライセンス講習会に参加しての感想
朝から夕方までのタイムスケジュールなので疲れますが、モータースポーツが好きな人にとっては、どの時間帯も楽しく感じることができると思います。
私自身は、座学講義の時間も非常に楽しむことができました。
ただ、大阪から富士スピードウェイまでは、片道約400km、所要時間約5時間なので、結構遠いです(-_-;)。
今回は初めて富士スピードウェイを走行しましたが、また走行してみたいと感じました。
機会があれば、富士スピードウェイでの走行会に参加したいと思います。