Projectμ(プロジェクトミュー)「SCR」フロントブレーキローターの交換作業

先日のサーキット走行において、ブレーキングでジャダーが発生している感じがあり、前回の交換から5年以上経過していることもあり、交換することにしました。

今回は、Projectμ(プロジェクトミュー)の「SCR」というブレーキローターを購入しました。

Projectμ SCR  Projectμ SCRN006

Yahoo!ショッピングで購入

※私のER34のフロントブレーキは、BCNR33のブレンボキャリパー及びローターが移植されているので、ブレーキローターもBCNR33用を使用しています。上の写真の品番はBCNR33用ですので、参考にされる方はご注意ください。

 

「SCR」の仕様

・材質:高合金FC鋳鉄

・構造:1ピースタイプ

・特殊熱処理済

・スリット形状:ストレート形状/片面8本

Projectμ SCRN006(L)  Projectμ SCRN006(R)

左右でスリットの向きが異なりますので、取り付けには注意が必要です。

写真の左側が助手席側で、右側が運転席側になります。

 

ブレーキローターの交換手順

(1)キャリパー裏側のボルトを4本外す

キャリパーの裏側にある、キャリパー本体とブラケットを固定しているボルト2本(写真赤色)を外します。

キャリパー ブラケット ボルト

ブレンボキャリパーが移植されているためか、ボルトのサイズは19mmでした。

ER34純正はこのサイズではないと思いますので、参考にされる方は実際のサイズを確認される方がよいと思います。

 

続いて、ブレーキラインを固定しているステーのボルト2本(写真黄色)を外します。

ブレーキライン固定ステー ボルト

このボルトのサイズは12mmでした。

こちらもER34純正はこのサイズではないかもしれませんので、参考にされる方は実際のサイズをご確認ください。

 

(2)キャリパーをブラケットから取り外して邪魔にならないところに置く

ブレーキラインは繋がったままなので、キャリパーをブラケットから取り外して邪魔にならないところに移動させます。

写真のように、テンションロッドとブレーキダクトの上に乗せると、安定して置いておくことができました。

<助手席側>                <運転席側>

ブレーキキャリパー 置き場   ブレーキキャリパー 置き場 右

 

(3)ブレーキローターをハブから取り外す

キャリパーを取り外すと、写真のような状態になりますので、ブレーキローターを手前に引っ張るようにして取り外します。

エンドレスブレーキローター 使用後

今回は引っ張るだけで簡単に外れてきましたが、固着している場合は、ローターに2箇所のサービスホールにM10のボルトをねじ込んで外します。

ボルトをねじ込んで外す場合、2箇所ともにボルトを入れて両方とも均等に締め込んでいくようにします。

 

ここで新品のブレーキローター(SCR)と使用済みのブレーキローター(BASIC SLIT)を比較してみました。

<助手席側>

ブレーキローター比較 助手席側  ブレーキローター比較 助手席側2

<運転席側>

ブレーキローター比較 運転席側  ブレーキローター比較 運転席側

街乗りだけならもう少し使用できそうな気がしますが、サーキット走行も多いので、交換しておく方がよいでしょうね。

 

(4)新品のブレーキローターを表面を脱脂する

ブレーキローター表面をブレーキクリーナーで脱脂し、その後サンドペーパーで粗研ぎをしました。

サンドペーパーは、120番の耐水ペーパーを使用しました。

 

(5)ブレーキローターを取り付けてブレーキキャリパーを元に戻す

基本的な手順は、外した時の逆の作業を行うだけです。

ブレーキローターを取り付けた状態です。

新品ブレーキローター SCR

さらにキャリパーを元に戻した状態です。

新品ブレーキローター SCR

 

交換後の感想

・ステアリングを切った状態の方が作業しやすい

フロントのブレーキローター交換の場合、ステアリングを切ることができるので、キャリパーの取り外し作業は切った状態の方がやりやすいです。

助手席側は真っ直ぐの状態で作業しましたが、運転席側はステアリングを切った状態で作業しました。

<交換前>                 <交換後>

ブレーキローター交換 運転席   ブレーキローター交換後 運転席側

もちろん、ブレーキパッドの取り付けや取り外しも、ステアリングを切った状態の方がやりやすいです。

 

・ブレーキパッドとの同時交換がオススメ

ブレーキローターを交換する時は、基本的にブレーキパッドも交換するようにしています。

その方が、ブレーキパッド表面とブレーキローター表面との馴染みが早いと思っています。

今後、実走行にて「ブレーキの当たりをつける」作業を行っていきますが、それに要する期間や距離が短くなるはずです。

ただ交換するだけでなく、できるだけ100%に近い性能を引き出すために、しっかりと慣らしを行いたいと思います。

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