大橋産業(BAL)「オイルパンタグラフジャッキ(No.1376)」を購入
これまで、大橋産業(BAL)「パンタグラフジャッキ800kg(No.1352)」を使用していました。
標準でも車載されているタイプである、ネジ式のパンタグラフジャッキです。
ある日、このパンタグラフジャッキを使用してジャッキアップしようとしたところ、固くて回りにくくなってきていました。
ネジ式のパンタグラフジャッキは基本的には緊急用なので、整備用として頻繁に使用していると、こういった不具合が出てきてしまいます。
使用頻度が多いと、ネジ部分が削れてきてスムーズに回らなくなってきます。
私の場合、2年ぐらいで使用困難になってしまいました。
定期的にネジ部分にオイルを差しておくと延命させることができますので、長く使用したい方は心掛けていただきたいと思います。
以前から、油圧式のパンタグラフジャッキの存在が気になっていましたので、大橋産業(BAL)「オイルパンタグラフジャッキ(No.1376)」を購入することにしました。
オイルパンタグラフジャッキ(No.1376)の仕様
・最大荷重:1.0t
・揚幅:140~380mm
・質量:6.6kg(ハンドル含まず)
・サイズ:384(L)×130(W)×140(H)mm
ブローケースを開けると、こんな感じで収納されています。
中身はジャッキ本体とハンドルのみの構成です。
オイルパンタグラフジャッキの使い方
①リリースバルブを締める
ハンドルの先端をリリースバルブに差し込み、ハンドルを時計方向に回してリリースバルブを締めます。
油圧式ジャッキは、この方法が一般的です。
②サドル部分をジャッキポイントの真下にセットする
サドル部分をジャッキポイントの真下にセットします。
最終的には少しずつジャッキを上げて、車体を持ち上げる前にきちんとジャッキポイントに溝が当たっているかをチェックします。
③ハンドルをハンドルスリーブへ差し込こむ
操作中にハンドルが抜けないように、ハンドル先端の突起がハンドルスリーブの溝に正しくセットされているか確認します。
④ハンドルを上下に動かす
車高が低い車は、ハンドルを真っ直ぐの状態(下の写真の青線の位置)だと、ハンドルを動かせる範囲が狭く、ジャッキが上がっていきません。
そこで、下の写真のようにハンドルを斜めにして上下に動かすと、遊びの部分が無くなって、少しずつジャッキが上がっていきます。
ある程度上がると、ハンドルを真っ直ぐの状態でも上がっていきます。
⑤使用後はリリースバルブを緩めてジャッキを下げる
ハンドルの先端をリリースバルブに差し込み、ハンドルを反時計方向に回してリリースバルブを緩めることで、ジャッキを下げることができます。
リリースバルブの緩めすぎには注意しましょう。
取扱説明書では、「リリースバルブは完全に締めた状態から1回転以上は緩めないでください」と記載があります。
私は緩めすぎて、オイルが少し漏れてしまいました(-_-;)。
オイルパンタグラフジャッキ(No.1376)を使用しての感想
以前に使用していた純正形状のパンタグラフジャッキと比較すると、4.5kg増となっているので、片手で持つと重量があると感じます。
ただし、油圧式ジャッキなので、車体を持ち上げるのは楽々です。
私の場合、専用のブローケースは使用せずに、大きめの工具箱に入れております。
油圧タンクの分は大きいですが、簡単に素早くジャッキアップができるので、オススメです。