ER34のブレーキランプが常時点灯になってしまう不具合への対応
先日、洗車を終えて、トランクに荷物を戻そうとしたところ、ブレーキランプが点灯していました。
ブレーキが踏んでいないにも関わらず、ブレーキランプが点灯している状態は、普段は見慣れない感じです。
エンジンがかかっていない状態でブレーキランプが点灯したままになっていると、バッテリー上がりの原因になりますので、早急に対応する必要があります。
ブレーキランプが常時点灯になってしまう原因
ブレーキランプが常時点灯になってしまう原因としては、ブレーキランプスイッチ関連であると思いました。
まずは運転席の足元に潜って、ブレーキペダル付近を確認しました。
ブレーキペダルの上の方についている部品が外れそうになっていたので、取り外しました。
取り外した部品は、「ストッパーラバー」と呼ばれるゴム製の部品です(下の写真は新品)。
切れかかっていたところを取り外したことで、完全にちぎれてしまいました(-_-;)。
結果として、ブレーキランプが常時点灯していたのは、「ストッパーラバー」の破損が原因でした。
ストッパーラバーの応急的な修復対応
本当の応急的な対応(一時的にブレーキランプを消灯させる)ために、以下の製品を購入して、ストッパーラバーが付いている場所に貼り付けました。
粘着タイプのゴムクッションです。
これをストッパーラバー位置に貼り付けることで、とりあえずはブレーキランプを消灯させることができます。
ただし、両面テープで付けているだけだと、いつ剥がれてくるか分かりませんので、新品のストッパーラバーを入手するまでに期間について、破損したストッパーラバーの修復をすることにしました。
修復に使用したものは以下のものになります。
①アロンアルファ耐衝撃EXTRA(写真右)
②シューズドクターN(写真左)
①によりちぎれた部分を接着して、②により部品周りを補強します。
①は瞬間接着剤で、②は靴底の補修剤になります。
補修後の状態は、以下の写真のようになりました。
あまりキレイな状態ではありませんが、とりあえず取り付けることができました。
1週間ぐらい使用しましたが、そのぐらいの期間だと問題はありませんでした。
ストッパーラバーを新品へ交換
応急的に修復しても、一度ちぎれてしまったゴム製品には不安が残りますので、ディーラーにて新品を購入しました。
インターネットでも購入することができます。
品名:ストッパーラバー
純正品番:46584-5P010
新品と修復したストッパーラバーを比較してみます。
形状や強度においても、新品の方が安心できます。
<ストッパーラバーの取り付け方法>
ストッパーラバー取り付けのコツを記載したいと思います。
ストッパーラバーは、上の図(整備要領書より抜粋)のようにブレーキランプスイッチとブレーキペダルの間に取り付けます。
ブレーキペダルの上の方に、穴が開いており、ストッパーラバーの傘の部分を押し込んで取り付けます。
狭い場所であるため、手を入れて取り付けるのは困難ですが、以下の手順で行うと簡単に取り付けることができましたので、参考にしてみてください。
(1)ブレーキペダルを少し踏み込む方向に動かして、ストッパーラバーの傘の部分を取付穴に押し当てる。
(2)その状態でブレーキペダルを戻すと、ストッパーラバーがブレーキランプスイッチに押されて、傘部分が取付穴にキレイに入る。
交換後の感想
当然ですが、きちんとブレーキランプが消灯しました。
下の比較写真は昼間に撮影したので、点灯状態が分かりにくいですが、ハイマウントストップランプを見ていただくと判別できると思います。
<ブレーキランプ常時点灯状態(ストッパーラバー破損)>
↓
<ブレーキランプ消灯状態(ストッパーラバー交換後)>
また、応急的に補修したストッパーラバーだと、少し厚みが増していたので、ほんの少しブレーキペダルが奥へ入っていましたが、元の位置に戻りました。
新品の部品なので、耐久性においては不安感は全くありません。
平成13年式のER34で19年間はトラブルがなかったので、10年ぐらいであれば耐久性には問題ないでしょう。
10年以上乗っている車であれば、車種を問わずに、このトラブルは発生する可能性がありますので、ブレーキランプが消えなくなったら、ストッパーラバーを疑ってみましょう。