NUTECパワーアッププログラムをER34に施工
先日、ER34に「NUTECパワーアッププログラム」を施工しました。
NUTECのパワーアッププログラムは以下の3つのステップとなっています。
NUTECパワーアッププログラムとは
NUTECパワーアッププログラムとは、同時施工プログラムにより、相乗効果でクルマのポテンシャルを引き上げるプログラムです。
●ステップ1:NC-220(燃料添加剤)
●ステップ2:NC-900(燃焼室内のカーボンクリーニング)
●ステップ3:NC-202(圧縮圧力回復剤)
前回はステップ1とステップ3を施工しましたが、今回はステップ1~3を全て施工しました。
また、ステップ2とステップ3の間で、エンジンオイル(フィルター含む)を交換しました(というより交換した方がよいです)。
各ステップの作業手順については、過去の記事を参考にしてみてください。
施工前後のコンプレッション測定の結果
パワーアッププログラムの実施前後でのコンプレッション測定結果を記載したいと思います。
以前にコンプレッション測定の手順を記事にしました際に、測定する気筒のプラグのみを外して測定したと記載しました。
でも、正しく測定するには全気筒を外しておくのが正解ですので、訂正しておきます。
整備要領書でも、「スパークプラグを全気筒取り外す」としっかりと記載されています。
理由は、プラグが取り付けられている気筒が抵抗となり、コンプレッションにバラつきが出る為のようです。
<施工前>
●1番シリンダー(施工前)
1.22MPa/260rpm
●2番シリンダー(施工前)
1.30MPa/260rpm
●3番シリンダー(施工前)
1.30MPa/260rpm
●4番シリンダー(施工前)
1.09MPa/260rpm
●5番シリンダー(施工前)
1.25MPa/260rpm
●6番シリンダー(施工前)
1.28MPa/260rpm
<施工後>
●1番シリンダー(施工後)
1.26MPa/260rpm
●2番シリンダー(施工後)
1.26MPa/260rpm
●3番シリンダー(施工後)
1.25MPa/260rpm
●4番シリンダー(施工後)
1.25MPa/260rpm
●5番シリンダー(施工後)
1.24MPa/260rpm
●6番シリンダー(施工後)
1.30MPa/260rpm
パワーアッププログラム実施後の感想
今回のパワーアッププログラムの実施により、各気筒間の圧縮圧力のバラつきが無くなりました。
また、少し低かった4番シリンダーの圧縮圧力も復活しました。
年式が古い車や走行距離が多い車には、効果的なプログラムです。
私のER34は、施工時の走行距離は15万7千kmで、平成13年式なので、効果としては十分にあったと思われます。
ただし、ステップ2とステップ3は、原則は店頭専用施工品なので、業者にお願いする方が安心だと思います。
自分で作業にチャレンジしてみたい方は、過去の記事を参考にしてみてください。