TEIN「EDFC」のモーター取り付け作業について

先日に、車高調をTEINの「FLEX Z」に交換した為、元々取り付けていた「EDFC」のモーターを取り外して、改めて取り付ける必要がありました。

そこで、「EDFC」のモーターの取り付けについて、記事にしたいと思います。

作業自体は、私のER34で行っておりますが、手順はどの車種でも共通の内容となっています。

今回は、モーターを再利用しましたが、不具合がある場合には、モーターだけを購入することもできます。

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「EDFC」のモーター取り付け手順

(1)銀色クリックを取り外す

EDFCを使用しない場合、銀色クリックに専用のクリックツールを使用して減衰力調整を行います。

EDFCを使用する場合は不要になりますので、付属の黒色スパナで左回転で緩めて外します。

EDFC 銀クリック取り外し

 

(2)黒色ヘックスボルトをシャフトから外す

銀色クリックを外したシャフト内に、黒色ヘックスボルトが取り付けられているので、こちらを付属の銀色ヘックスレンチで取り外します。

EDFC 黒ヘックスボルト

(1)と(2)で取り外した部品は下の写真の2つですが、元に戻すことも考えて、保管しておきます。

クリックと黒ヘックスボルト

 

(3)金色ヘックスボルトをシャフトへねじ込む

外した黒色ヘックスボルトの代わりに、金色ヘックスボルトをシャフトへねじ込みます。

EDFC 金色ヘックスボルト

その際に、付属のグリスをシャフト内と金色ヘックスボルトの先端部分にしっかり塗布してから、ねじ込みます(上の写真はグリス塗布前)。

この金色ヘックスボルトは、シャフト上面と同じ高さになるようにねじ込みます。

EDFC 金色ヘックスボルト

しっかりグリスを塗布していると、シャフト上部にあふれてきますが、最後にキレイに拭き取ります(上の写真はグリス拭き取り後)。

グリスについては、ホームセンターなどで売っているモリブデングリスでも代用できます。

 

(4)ねじ止め剤をシャフトネジ部外側に塗布する

付属のねじ止め剤をシャフトネジ部外側に塗布します。

ねじ止め剤については、ホームセンターなどで売っている汎用のものでも代用できます。

 

(5)金色ヘックスボルトとモーターシャフトの六角部を合わせて挿入する

モーターシャフトの六角部を、ねじ込んだ金色ヘックスボルトに合わせて挿入します。

モーターシャフトの六角部を挿入する前に、金色ヘックスボルト内にグリスを塗布しておきます。

きちんとモーターシャフトの六角部が、ヘックスボルトに合わさった状態で挿入されていることを確認しておきます。

 

(6)モーターを手で保持したままモーター中心部のシャフトを右へ3回転回す

(5)の状態にて、モーターを手で保持した状態で、モーター中心部のシャフトを、マイナスドライバーで右へ3回転回します。

EDFC モーターシャフト

 

(7)モーターを仮締め位置までねじ込む

モーターの仮締めでは、軽い力にて手で回して止まる位置まで回します。

EDFCモーター 仮締め

 

(8)モーター中心部のシャフトを右へ2回転回して、再度モーターをねじ込む

(7)の後に、さらにモーター中心部のシャフトを、マイナスドライバーで右へ2回転回した後、さらに手でモーターを仮締め位置(軽い力にて手で回して止まる位置)まで回します。

 

(9)モーターを規定トルクで本締めする

モーターを規定トルク(3N・m)で本締めを行いますが、トルクレンチを使用するわけではありません。

手で回すため、回す量の目安としては、仮締め位置から約10度程度です。

実際には10度も回らないこともあると思いますが、感覚的には仮締めよりは少し強めの力にて手で回して止まる位置でよいと思います。

本締め後に、マイナスドライバーにてモーターシャフトを、右に1回転、左に1回転させて、スムーズにモーターシャフトが回ることを確認しておきます。

EDFC モーターシャフト

 

「EDFC」のモーター取り付け時の注意点と感想

手順としては、それほど難しくはないのですが、モーターが非常に精密な為、大きな力を加えると破損する恐れがありますので、優しく慎重に作業を行う必要があります。

取り付けには少し神経を使いますが、室内から減衰力を調整できるのは便利なので、今後も車高調交換では必ず取り付けたいと思います。

特にER34では、リアアッパーマウントへアクセスするには、リアシートを取り外さなければならないので、ほぼ必需品であるように感じます。

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