NUTEC「NC-200」エアコンコンプレッサーオイル添加剤をER34に投入

私のER34は、初年度登録から18年が経過しているので、トラブルが出る前に色々とメンテナンスをしていきたいと考えています。

今回は、エアコンコンプレッサーオイル添加剤を投入することにしました。

投入したのは、NUTECの「NC-200」という商品になります。

NUTEC NC-200

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NC-200について

・用途:自動車用エアコンオイル補充添加剤

・容量:50ml

・成分:潤滑油基油(エステル系100%化学合成)、潤滑油添加剤、HFC-134a

・効果:エアコンコンプレッサーのフリクションロス(損失馬力)の低減、エアコンシステム内部の気密性向上

 

ガスチャージホースの準備

NC-200を投入するには、エアコンガスを注入する時と同様に専用の充填機が必要となります。

そこで、インターネットで以下の商品を購入しました。

メーカー不明の「エアコンガスチャージホース60cmメーター付き」になります。

エアコンガスホース

Yahoo!ショッピングで購入

 

ホースの全長の選択肢は、車種によって異なりますが、ER34には全長40cmだと短いと思い、60cmを購入しました。

実際には、40cmでもいけそうでした(-_-;)。

全長も単純に長ければよいというものではなく、長すぎるとNC-200の内容物がホース内に残る量が多くなってしまい、本来の効果が得られない可能性があります。

ホースの全長を選択する時は十分に注意してください。

また、今回購入したガスチャージホースには、カーエアコン用冷媒(200g)2缶がセットで付いてきました。

エアコンガス

今回は使用する予定はありませんが、もしエアコンガスが少なければこちらも注入しようと考えていました(実際には使用せず)。

 

NC-200の投入手順

(1)NC-200をエアコンガスチャージホースに取り付ける

エアコンガスチャージホースには、エアコンガスや添加剤などの缶を取り付ける「サービス缶バルブ」がありますので、こちらにNC-200を取り付けます。

この時の注意点ですが、バルブ上部のT型ネジを緩めて、バルブ内の突起部分を上へ引っ込ませておきます。

サービス缶バルブ

サービス缶バルブ

こうしておかないと、缶を取り付けた時に穴が開いて内容物が漏れてしまいます。

また、エアコンガスチャージホースに取り付ける前に、NC-200をよく振っておきます

エアコンガスチャージホース 缶セット

 

(2)車両側の低圧のサービスポートにクイックカプラーを取り付ける

エアコンチャージホースの「クイックカプラー」側を、車両側の低圧のサービスポートに取り付けます。

その前に、「サービス缶バルブ」にしっかりとNC-200が取り付けられているかを確認しておきます。

ゆるく取り付けていると、車両側の低圧サービスポートに接続した瞬間に、サービス缶バルブ側からガスが漏れてしまいます。

 

クイックカプラーの取り付け場所は、「L」と表示されたキャップが取り付けられている低圧側のサービスポート(赤色の矢印)になります。

エアコン 低圧側

エアコン 低圧側

ER34の場合、低圧側のサービスポートは、タービン遮熱板付近にあります。

 

クイックカプラーは、下の写真のように外側部分を指で引き上げて、サービスポートにセットします。

<通常の状態>

クイックカプラー

 

<外側部分を指で引き上げた状態>

クイックカプラー

 

クイックカプラーの内側の形状は下の写真ようになっており、低圧側のサービスポートに取り付けます。

クイックカプラー

クイックカプラー 取付

 

(3)エアコンを作動させて、最大風量、最低温度に設定する

エアコンを作動させて、最大風量、最低温度の設定します。

ER34のエアコンでは、最低温度は18℃になります。

ER34 エアコン設定

ちなみに、エアコンを作動させる前にゲージを確認すると高い数値を示していましたが、エアコンを作動させると適正値まで下がりました。

<エアコン作動前>

エアコンガスホースメーター

 

<エアコン作動後>

メーター エアコン作動後

 

(4)サービス缶バルブとNC-200を少し緩めてホース内の空気を抜く

この作業は必ず実施しなければなりません。

ホース内の空気をエアコンガスで押し出すことが目的です。

方法としては、(1)で取り付けたNC-200を少し緩めて、「シュッ」とエアの漏れる音がすれば、すぐに再びNC-200を締めます。

この作業を行わずにガスを注入するとエアコンシステム内にエアが入り、エアコン本体に悪影響を及ぼします。

 

(5)サービス缶バルブ上部のT型ネジを回してNC-200を注入する

サービス缶バルブ上部のT型のネジを回して締め込むと、突起がNC-200の缶に穴を開けることができます。

ただし、そのままだとNC-200からは内容物が出てきませんので、T型ネジを少し緩めてホース内に内容物を放出させます。

NC-200が注入されている間は缶が冷たくなりますが、再び常温に戻り、缶が軽くなった時点で注入完了です。

エアコンガスチャージ

 

NC-200を投入後の感想

せっかく添加剤を投入したので、その効果検証のため、温度計を用意しました。

吹き出し口の温度を投入前後で比較することが目的です。

用意したものは、カシムラの「マルチクロック(AK-195)」になります。

カシムラ AK-195

カシムラ AK-195

この商品は、シガーソケットで電源が取れる点と温度計センサーが付いている点が、検証用には良い条件であると思いました。

現時点では、この「マルチクロック」は常設をする予定がないので、エアコン吹き出し口に設置している「ドクターデオプレミアム」の上に「マルチクロック」本体を置いて、吹き出し口に温度計センサーが配置されるようにセットしました。

 

<NC-200投入前>

NC-200投入前

 

<NC-200投入後>

NC-200投入後

エアコン吹き出し口の温度で、3℃下がりました(11℃→8℃)。

実際に、以前より少し冷えが良いと感じることができました。

 

冷却効果以外でのインプレとしては、エアコン起動時のコンプレッサーが回り始める時のショックが軽減されている感じがしました。

ですので、エアコン作動時の走行中のパワーロスも軽減されていると思います。

エアコンの効きが悪いという方や、悪くなる前の対策を考えている方は、実施してみてもよいと思います。

 

最後に余談ですが、後日エアコンガスチャージホースを確認したところ、ホースからごく少量のオイルが出てきました。

おそらくホース内に残っていたガスに溶け込んでいたオイルだと思われます。

次回、NC-200を投入する際には、注入方法を少し工夫してみたいと考えているので、その際は改めて記事にしたいと思います。

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