TEIN「FLEX Z(フレックスゼット)」車高調をER34に取り付け
ER34を中古車で購入時から装着されていた、TEINの「TYPE FLEX」車高調ですが、私が所有し始めてからでも10万km以上走行しているので、このタイミングで交換することにしました。
ただし、「TYPE FLEX」はすでに廃盤となっていますので、同じ車高調を購入することはできません。
また、私のER34には、車内から減衰力調整ができる「EDFC(エレクトロニック・ダンピング・フォース・コントローラ)」が装着されていますので、それをそのまま利用するためにも、他のメーカーの車高調ではなく、TEIN製の車高調の中からの選択することにしました。
ER34では、TEIN製の車高調の選択肢は以下の3つとなります。
(1)STREET ADVANCE Z:ネジ式車高調・複筒式
(2)FLEX Z :全長調整式車高調・複筒式
(3)MONO sport :全長調整式車高調・単筒式
上記の中から、「TYPE FLEX」の仕様に近い「FLEX Z」にしました。
複筒式の全長調整式車高調であり、バネレートも同じでしたので、大きく足回りの特性が変わらないだろうということでの選択です。
ネットで購入する方が安価でしたので、ネットで購入して自分で交換しました。
TEIN「FLEX Z(フレックスゼット)」について
「FLEX Z」車高調は以下の特徴のある車高調になります。
・全長調整式
ストローク量を変えずに車高を変更することができる車高調です。そのため車高を変えても乗り味変化が少ないのが特徴です。
・複筒式
ストロークが確保しやすく反発力が少ないため、快適な乗り心地を確保できます。
単筒式の方が、路面からの微細なインフォメーションがキャッチしやすいので、スポーツ走行には向いていますが、乗り心地は複筒式の方がよいです。
・減衰力調整式
16段階の減衰力調整ができます。通常はショックアブソーバーの真上から調整ダイヤルを回しますが、私の場合はEDFCを装着しますので、車内からワンタッチで調整可能です。
・強化ゴムアッパーマウント
車種別専用のアッパーマウントが装着されていますので、そのまま車に取り付けることができます。
「TYPE FLEX」はピロボールアッパーマウントでしたが、今回の「FLEX Z」は強化ゴムアッパーマウントです。
・リプレイスメントサービス
この車高調は、非分解式のシールド構造により分解オーバーホールができませんが、本体価格が安い設計となっています。
そのため、ショックアブソーバーのみを購入して交換できるようになっています。
ただし、「FLEX Z」車高調本体はそれほど高くないので、車高調一式で購入交換の方が効率がよいかもしれません。
・EDFCシリーズ対応
減衰力調整が車内から簡単に調整できるEDFCの装着が可能です。
私のEDFCは初期型ですが、問題なく取り付けることができました。
・車高調整範囲(ER34)
フロント:-103~-21mm(推奨 -55~-35mm)
リ ア:-95~+5mm(推奨 -45~-25mm)
・スプリングレート(ER34)
フロント:7.0kgf/mm
リ ア:5.0kgf/mm
「FLEX Z」を取り付けての感想
今回の取り付けに際して、乗り心地をより良くするために、ボディとアッパーマウントの間に2mm厚のゴムシートを挟むことにしました。
純正のショックアブソーバーでは、ボディとアッパーマウントの間に紙のガスケットが挟まれていますので、その代替になります。
当然のことながら、取り外した「TYPE FLEX」には紙のガスケットは取り付けられていませんでした。
交換しての感想としては、乗り心地が断然良くなりました。
というよりも、違う車に乗っているかと思えるほどに改善されました。
路面の凹凸を通過する時の突き上げ感が全然違います。
今まで取り付けていたショックアブソーバーが、だいぶヘタっていたのだろうと思います。
ショックアブソーバーがしっかり動いているという感じがあり、車の動きが分かりやすいです。
この足回りでスポーツ走行をするとどんな感じになるのか楽しみです。
また、今回の交換は自分で実施しましたので、交換作業の手順については、改めて記事にしたいと思います。