ER34のエアクリーナー遮熱板の改良
「ER34のエンジンルーム内の美装・メンテナンスプロジェクト」の第八弾として、エアクリーナー遮熱板の改良を行いました。
以前から取り付けているエアクリーナー遮熱板は、結構アバウトな造りで、遮熱ができればいいという程度で作成しました。
長く使用していることもあり、だいぶ汚れてきていましたので、この機会に古いものを撤去して、新たに作成することにしました。
遮熱板作成のために準備したもの
・ボール紙
・アルミ板(0.5mm~0.6mm厚)
・六角穴付ボルト(M5)
・U字型モール
・配線チューブ(7Φと10Φ)
遮熱板の作成手順
(1)ボール紙を使用して、遮熱板の型をとる
ボール紙は、遮熱板作成の型紙として使用するためのものとなります。
いきなりアルミ板を使用すると修正しにくいため、まずはボール紙で型取りをしていきます。
ある程度採寸をした上でボール紙で試作品を作成して、実際にボール紙を合わせてみて、また修正を行っていきます。
私の場合、ボール紙での遮熱板の型紙を3回ほど作り直しました。
今回の作成ポイントは、穴を通す必要がある部分を分割するようにした点です。
具体的には、サクションパイプが通る部分とEVCバルブに接続している3本のホースが通る部分になります。
ボール紙で作成した型紙は、以下のように3分割したものになります。
(2)型紙に合わせて、アルミ板を加工する
アルミ板で遮熱板を作成します。これまでの経験で、0.5mm~0.6mmぐらいが加工のしやすさと強度のバランスがよいです。
アルミ板は、0.6mm厚の455mm×455mmサイズのものと、0.5mm厚の225mm×300mmサイズのものを1枚ずつ使用しました。
型紙に沿ってカットしたら、各アルミ板をボルトで繋げるための穴をドリルで開けておきます。
アルミ板の加工を終えた状態は、以下の通りです。
この時点ですでにサクションパイプが通る部分に、U字型モールを取り付けております。
理由は、エアクリとサクションパイプを繋ぐシリコンホース部分にアルミ板を挟み込みますので、保護のために取り付けました。
(3)エアクリ付近に遮熱板を取り付ける
ヘッドライト側から順番に遮熱板を設置し、遮熱板同士を六角穴付ボルトで繋げていきます。
エアクリを外しておいた方が作業はしやすいです。
また、EVCバルブから繋がっている3本シリコンホースを挟み込むところには、配線チューブを取り付けてホースの保護をしています。
(4)U字型モールを遮熱板の上部の端に取り付ける
仕上げとして、遮熱板の上部の端にU字型モールを取り付けます。
ドアエッジ用の黒色のモールを使用しました。
目的としては、怪我やキズ防止としての保護と見た目を良くする為です。
取り付けての感想
新旧のエアクリーナー遮熱板を比較してみます。
<以前のエアクリーナー遮熱板>
<新しく作成したエアクリーナー遮熱板>
率直な感想として、エンジンルーム内の見た目は確実に良くなります。
機能面での遮熱効果については、新旧での差は感じられませんでした。
とりあえず、新規にエアクリーナー遮熱板を作成しましたが、もう少しで改良したい部分がありますので、この点は後日に実施したいと思います。