HKS製のブーストコントローラー「EVCⅣ」の移設
私のER34には、中古車で購入時に、HKS製のブーストコントローラー「EVC(エレクトロニック・バルブ・コントローラー)」シリーズの「EVCⅣ」がついておりました。
「EVCⅣ」は2世代前のブーストコントローラーですので、当然メーカー販売終了品となります。
EVCⅣの特徴
(1)コントロールユニットのダイヤルを回して、シンプルにブースト設定が可能
(2)ディスプレイユニットでのオフセット設定値により、ブーストの立ち上がりスピードを設定
(3)ダイレクトにブースト値を入れるわけではないので、実走により最大ブーストを見ながらセッティング
基本的には、(1)と(2)を少しずつ数値を変えながらセッティングをしていくという点で、操作やセッティングは簡単であるという印象です。
より新しいモデルの「EVCⅤ」や「EVCⅥ」は細かなセッティングができる反面、セッティングが複雑だと聞いているのですが、興味は非常にあります。
EVCⅣが不調になれば、交換を検討したいです。
EVCⅣの移設
<EVCディスプレイユニットの移設>
現在は、ディスプレイユニットを灰皿を取っ払って配置しておりますが、元々はエアコン吹き出し口の下あたりについておりました。
そんなに頻繁に目に入る必要がないため、現在の位置に持ってきました。
<EVCバルブの移設>
EVCバルブは、エンジンルームに取り付けるものですが、電子部品なので、熱の影響を受けて不具合が出ることがあります。というか実際にありました。
購入時には、下の写真の赤色で囲った部分にEVCバルブが付いておりました。
熱の影響で、ブーストが安定しない現象(ハンチング)が発生しました。
そこで、EVCバルブを新古品に交換すると、すぐに改善されました。
さらに新古品のEVCバルブに交換した際に、黄色で囲った部分にEVCバルブを移設しました。
合わせて、少しでも熱の影響を回避するため、EVCバルブ全体にサーモクロスを貼り付けました。
移設・加工後の状況
実際に移設及び熱対策の加工をして6年以上は経過していますが、全く問題が出ていないので、効果はあったのかなと思います。
エンジンルーム内に電子部品を設置する場合には、設置場所や熱対策は重要だと、改めて思います。