24V車のバッテリー端子の取り付け・取り外しについて
先日、24V車である2tトラックのバッテリー交換する機会がありました。
24V車は、2個の12Vのバッテリーを直列つなぎにして、24Vにしています。
ちなみに、今回交換したトラックには、「75D23L」サイズのバッテリーが2個搭載されていました。
直列つなぎではありますが、基本を押さえていれば、交換自体は難しくありません。
バッテリーの取り付け・取り外しの基本
バッテリー関係の基本的な手順としては、取り外す時は「マイナス(-)から」、取り付ける時は「プラス(+)から」になります。
電装品の取り付け説明書には、マイナス端子を外して実施してください、という注意書きをよく目にすると思います。
これは、マイナス端子を外しておけば、プラス端子に触れても電気が流れることがないからです。
逆に、プラス端子を先に外そうとした場合、万が一車のボディに体が触れると通電してしまい、大変危険です。
24Vという12V×2の直列つなぎであっても、基本的な考え方は同じです。
24V車バッテリーの接続について
24V車のバッテリーがどのように接続されているか、下の写真を見て見ましょう。
左奥のプラス端子が車側につながっている分になります。
右奥のマイナス端子が車側につながっている分になります。
手前のプラス端子とマイナス端子が接続されることで、直列つなぎになっています。
24V車のバッテリーの取り外し手順
①車側につながっているマイナス端子を外す
②車側につながっているプラス端子を外す
③バッテリー同士をつないでいるケーブルのマイナス端子を外す
④バッテリー同士をつないでいるケーブルのプラス端子を外す
※上記の③と④は、逆でも問題ありませんが、「マイナス端子から外す」という方が覚えやすいでしょう。
24V車のバッテリーの取り付け手順
①バッテリー同士をつないでいるケーブルのプラス端子を取り付ける
②バッテリー同士をつないでいるケーブルのマイナス端子を取り付ける
③車側につながっているプラス端子を取り付ける
④車側につながっているマイナス端子を取り付ける
※取り外しの時と、全く逆の手順になります。上記も①と②は逆でも問題ありませんが、「プラス端子から取り付ける」という方が覚えやすいでしょう。
電気系の作業は、慣れないと少し不安な点もありますが、基本的な考え方を押さえておけば、応用できます。
ただし、自分で交換を実施する場合は、自己責任でお願いします。
また、自分で実施するのが不安な人は、専門業者に依頼しましょう。