ER34のコンビネーションメーター照明の不具合による交換作業
私のER34では、コンビネーションメーターの照明をサイバーストークの超拡散マイクロLEDに交換しておりますが、LEDも長く使用していると不具合が出てきます。
電球の場合は切れてしまうと不点灯になりますが、LEDの場合は点灯したり不点灯になったり、また点滅したりと不安定な状態になるのが特徴です。
コンビネーションメーターの照明は、合計5箇所あります。
メーター部分が4箇所と距離計が1箇所(こちらはイルミ点灯ではなく常時点灯)です。
その内、今回は1箇所の不具合が発生しました。
<正常な状態>
<対象箇所が不点灯状態>
最初に、サイバーストークの超拡散マイクロLEDに交換したのは7年ほど前で、2年前に2箇所で不具合が発生したので交換しました。
2年前に交換していない3箇所の内、今回は1箇所だけの不具合でしたが、7年間使用しているので、不具合の出ていない2箇所も合わせて交換することにしました。
メーター照明の交換に使用した製品
今回のメーター照明の交換に使用した製品は、以前から取り付けているサイバーストーク社製のLEDになります。
●製品名:超拡散マイクロLED
●サイズ:T6.5型
●カラー:アメリカンレッド
メーカー保証は「3年」となっておりますので、5年~7年間使用できているのであれば、耐久性はかなり高いと思います。
コンビネーションメーター照明の交換手順
①コラムカバーを取り外す
コラムカバーを取り外すには、まずコラムカバーの下側にある5箇所(黄丸)のネジを外します。
続いて、キーシリンダーについているプラスチックの丸いリングのカバー(正式名称は「キーシリンダーエスカッション」、青矢印)を外します。
コラムカバーを取り外す理由は、②で行う作業でコンビネーションメーター周りのカバーを取り外しやすくするためです。
②コンビネーションメーター周りのカバーを取り外す
コンビネーションメーター周りのカバー(正式名称は「クラスターリッドA」)を取り外すには、上側にある2箇所(赤矢印)のネジを外します。
クリップも4箇所ありますが、上側から手前に引き出すと自然と外れてくると思います。
さらにクラスターリッドAの裏側に取り付けられている内気センサーを取り外します。
(整備要領書より抜粋)
内気センサーはネジ1本で止まっていますが、裏側についているためネジ山が直視できず、かつスペースが狭いので、次の写真のような短いプラスドライバーがあると便利です。
ここまでのパーツを外すことで、コンビネーションメーターにアクセスすることができます。
③コンビネーションメーターの3箇所のネジを取り外す
②でコンビネーションメーター周りのカバーを外すと、メーターを固定している3つのネジが確認できますので、3箇所(黄丸)のネジを取り外します。
④コンビネーションメーターを引き出す
③で3箇所のネジを外すと、コンビネーションメーターを手前に引き出すことができます。
コンビネーションメーターの背面には、3箇所のコネクターが接続されていますので、コンビネーションメーターを車体から取り外す場合は、コネクターを取り外します。
ですが、今回はメーターの照明交換のみなので、コネクターは取り外さずにLEDの交換を行いました。
⑤メーター球を交換する
メーター球は、ソケットを左側に45°回すと外すことができます。
今回交換した箇所は、青色のソケットが5個ある内の、赤丸の3箇所です(黄丸の2箇所は前回交換箇所です)。
取り外した古いLED(右側)と新品のLED(新品)を比較してみると、古いLEDは少し端が黄ばんでいます。
⑥逆の手順でコンビネーションメーターを元に戻す
メーター球の交換後、④→③→②→①の手順で元に戻します。
メーター照明交換後の感想
当然ですが、交換後は点滅することもなく、きちんと点灯してくれました。
点滅したり、点灯したり消灯したりすると、運転中に目につく場所だけに、運転に集中できなくなってしまいます。
不具合が発生したら、できるだけ速やかに交換することをオススメします。
メーカー保証は3年となっていますが、5年間の使用を目安に全て交換すると不具合が発生しない可能性があります。
今後、交換タイミングのひとつの目安にしたいと思います。