ER34のシフトレバーインナーブーツの交換作業について

かなり以前から、ER34の車内でギアオイルの臭いがしておりました。

ほぼ間違いなく、マニュアルミッション(MT)車あるあるの「シフトレバーインナーブーツ」の破れが原因のはずです。

原因は以前より把握しておりましたが、今まで後回しにしてきました。

自分は臭いに慣れてしまっているので、それほど気にはならないのですが、たまにしか乗らない同乗者の人には不快感があるようです。

走行距離15万km超えのメンテナンスの一環として、この機会に「シフトレバーインナーブーツ」を交換することにしました。

 

シフトレーバーインナーブーツの交換手順

(1)シフトノブを取り外す

シフトノブは、反時計回りに回して、取り外します。

ER34 シフトノブ取り外し

 

(2)シフトパネルを取り外す

シフトパネルを取り外すには、灰皿入れの奥にネジを外しますが、私のER34はネジを取り外していますので、シフトパネルを上に引き上げるだけで取り外すことができます。

シガーソケットの電源とイルミの配線が接続されているので、配線を外さない場合は、無理に引っ張らないように助手席側へ逃がしておきましょう。

ER34シフトパネル 配線

 

(3)ジャバラのブーツを取り外す

ジャバラのブーツを外すには、黄色の丸で囲った4箇所のボルトを外します。

ER34 ジャバラブーツ

ボルトを外すと、引き上げるだけで外すことができます。

 

(4)インナーブーツを取り外す

ジャバラブーツを外すと、インナーブーツを確認することができます。

ER34 インナーブーツ

予想通り、しっかり破れていました(-_-;)。

インナーブーツ除去

再利用しないので、カッターナイフなどで切断して古いインナーブーツを取り外します。

ここで、新品のインナーブーツ(写真左)と取り外したインナーブーツ(写真右)を比較してみます。

インナーブーツ比較

破れているというより、完全に分離している状態でした(-_-;)。

これでは、車内にギアオイルの臭いがするはずです。

 

(5)インナーブーツをシフトレバーの上から通して装着する

インナーブーツの純正品番は「32862-V5002」となっております。

32862-V5002  32862-V5002

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ER34だけでなく、このぐらいの年代の日産車は共通のようです。

シフトレバーの上から通してきますが、インナーブーツ上部が非常に狭いので、この狭い部分の内側にシリコングリスを塗っておきます。

シリコングリスを塗ることで、滑りをよくして下まで通しやすくします。

インナーブーツ 装着

シリコングリスだと、ゴムを傷める心配もありませんので、オススメです。

シリコングリス

下までインナーブーツを下ろした後に、固定する向きに注意しましょう。

インナーブーツの「F⇒」が記載されている側が車両前方になるように固定します。

インナーブーツ 装着

最後に、インナーブーツの上側と下側にタイラップ(下の写真の黄色矢印)を止めて完成です。

インナーブーツ装着

 

シフトレバーインナーブーツ交換後の感想

当然の結果ですが、シフトレバーインナーブーツ交換後は、ギアオイルの臭いは完全に無くなりました(>_<)。

おそらく今回の交換が、過去からのオーナーも含めて初めての交換だったのではないかと思います。

思い起こせば、中古車として購入した当初からギアオイルの臭いがあったような気もします。

インナーブーツの破れは、シフト操作自体には影響はないですが、快適な車内を保つためには消耗品として定期的な交換が必要です。

どのぐらい耐久性があるのか、今後気にしていきたいと思います。

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