ER34のエンジンオイル交換作業について
先日、私のER34のエンジンオイルを交換しました。
基本的にエンジンオイルの交換は自分で実施するようにしています。
エンジンオイルの交換は、メンテナンスの初歩作業でもありますが、私の行っている交換手順を記載しておきたいと思います。
使用したエンジンオイルは、いつもの「NUTEC NC-41」です。
エンジンオイルの交換手順
(1)運転席側をジャッキアップする
オイルパンに付いているドレインボルトを取り外すため、ジャッキアップします。
ER34は、運転席側にドレインボルトが付いていますので、運転席側をジャッキアップします。
アンダーパネルを外さないといけない車種もありますが、ER34はその必要はありません。
もっとも私のER34の場合は、アンダーパネルが経年劣化で破損して違う方法で取り付けているため、オイルパン付近がすっきりしています。
ですので、オイル交換はしやすいです(>_<)。
(2)オイルの処理箱を準備する
オイルの処理箱は、エーモン製の「ポイパック(4.5リットル)」を用意しました。
箱を開封した後、上フタの部分を半分に折り曲げて、半透明の袋を折り曲げたフタ部分に被せるように広げます。
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(3)ドレインボルトを外してオイルを抜く
ドレインボルトの下付近に、オイルの処理箱をセットしてから、ドレインボルトを外します。
この時にオイルフィラーキャップを緩めて、少しだけ開けておくとオイルが抜けやすくなります。
(4)助手席側をジャッキアップしてさらに残っているオイルを抜く
厳密に言うと、運転席側のジャッキを少し下げて、助手席側をジャッキアップします。
これにより、オイルパンの底に残っている古いオイルを排出することができます。
この手順は必ずしも実施する必要はありませんが、せっかく交換するからには、古いオイルは極力排出しておいた方が気持ちがよいです。
(5)ドレインボルトを取り付ける
ドレインボルトを取り付ける時には、パッキンを新品に交換します。
ER34の場合、ドレインパッキンは再使用できそうな形状ですが、安価なものなので、毎回交換しておいた方が安心です。
また、ドレインボルトを締め付ける時には、強く締め付け過ぎないように注意が必要です。
一般的に、締め付けトルクは3~5kgとのことですが、私の場合はトルクレンチは使用せずに、長さ300mm程度のラチェットを左手でしっかり回すぐらいで締め付けています。
(6)オイルフィラーキャップを外してオイルジョウゴを取り付ける
エンジンオイルを入れる際には、オイルジョッキがあると便利ではあります。
オイルジョッキには目盛が付いているので、どのくらいの量のオイルを入れたかがハッキリわかります。
ですが、使用後の保管場所にも困りますので、私は使用せずにオイル缶を直に注いでいます。
その時に活躍するのが、エーモン製の「オイルジョウゴ(No.8804)」です。
プラスチック製のジョウゴもあるのですが、それだと使用後の保管場所に困るので、使い切りタイプの紙のジョウゴを使用しています。
(7)ある程度オイルを入れた後にエンジンをかけてオイル漏れのチェック
運転席側のみをジャッキアップした状態で、まず4L缶で3分の2程度のオイルを入れます。
そこから少しずつオイルを入れていき、オイルレベルゲージの「L(下限)」を少し超えたぐらいまで入れた後、オイルフィラーキャップを閉めて、エンジンをかけます。
エンジンをかけてオイルを循環させて、ドレインボルトからオイル漏れがないかをチェックします。
漏れていないことが確認できた時点で、ジャッキを下ろします。
(8)適正量のエンジンオイルを入れる
ジャッキアップした状態だと傾きがあるため、オイルレベルゲージの表示する量が正しくありません。
ジャッキを下ろした状態でエンジンオイルの量を調整していきます。
エンジンオイルの交換量については、取扱説明書にも記載があります。
オイルのみ交換で約3.9L、フィルター同時交換で約4.3Lとなっています。
エンジンオイル量として、オイルレベルゲージの真ん中から4分の3ぐらいまでが適正量と考えています。
「H(上限)」のギリギリまで入れると少し多く、エンジンの回転が重く感じられます。
私の場合、実際の使用量として、オイルのみの交換だと3.2~3.3Lぐらいでちょうどイイぐらいになります。
0.7~0.8L程度余りますので、別の1L缶に入れて継ぎ足し用として、常にトランクで保管しています。
エンジンオイル交換後の感想
毎回思うことですが、エンジンオイルを交換した直後は、アイドリングがいつもより静かで、エンジンの回転が軽い感じがします。
一般的に、エンジンオイルの交換時期としては、ターボ車の場合だと、走行距離5,000kmまたは使用期間6ヶ月が目安となっています。
私の場合は、走行距離3,000km前後で交換するようにしています。
エンジンオイルの交換は、エンジンの調子を良い状態に保つためにも、定期的に実施したほうがよいと思います。