ER34のブレーキ警告灯の点灯状態の原因と対応

先日、ふとメーターパネルに目をやると、ER34のブレーキ警告灯が点灯した状態になっていました。

ER34 ブレーキ警告灯

ちなみに、上の写真ではブレーキ警告灯の左横にある黄色の「ABS警告灯」も点灯していますが、こちらは意図的にヒューズを抜いてABSを解除しているので、異常ではありません。

 

ER34のブレーキ警告灯が点灯する原因

(1)サイドブレーキの戻し忘れ

これは単純にサイドブレーキを戻し忘れているという場合です。

ER34は「レバー式サイドブレーキ」なので、戻し忘れているとすぐに気付きます。

ただし、レバーを下ろしたつもりで、完全に戻っていないということはあり得ます。

何度か引き上げたり、下ろしたりしましたが、ずっと点灯したままでした。

 

(2)ブレーキフルードの不足

ブレーキフルードが不足している場合にも、ブレーキ警告灯が点灯します。

そこで、エンジンルーム内のブレーキフルードリザーバータンクを確認してみました。

ブレーキフルードリザーバータンク  ブレーキフルードリザーバータンク

すると、MINのラインを下回っており、危険な状態でした(-_-;)。

 

ブレーキ警告灯の点灯原因の応急対応

応急的な対応として、とりあえず手持ちのブレーキフルードをMAXのラインまでリザーバータンクに補充することにしました。

ブレーキフルードリザーバータンク MAX

ブレーキフルードは、WAKO’Sの「SP-4」を使用しているので、同じもので補充しました。

ワコーズ スーパープロフォー

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液面が上昇したことにより、ブレーキ警告灯は消灯しました。

 

リザーバータンク内のブレーキフルードが減っている原因としては、2つあります。

【1】ブレーキパッドの摩耗による液面の低下

これはブレーキフルード自体が減っているのではなく、ブレーキパッドの摩耗によりブレーキキャリパーのピストンが押し出されて、キャリパー側にフルードが押し出されているため、リザーバータンク内のフルードの液面が低下するという状態です。

【2】ブレーキフルードの漏れ

このケースは根本的な修理が必要になります。キャリパー本体、ブレーキホース等、原因を特定します。

私の場合、少し前にブレーキキャリパーのオーバーホールを実施しましたが、オーバーホール後の左前のブレーキキャリパーのピストン部からフルードが漏れておりました。

ブレーキキャリパー 漏れ  ブレーキキャリパー 漏れ

写真では分かりにくいかもしれませんが、向かって右下のピストンより下の部分がフルードにより濡れています。

ブレーキフルードが漏れたままの状態だと、ブレーキが利かなくなる可能性があり、大変危険ですので、即修理のために車を預けました。

また、ブレーキフルードは塗装を剥がしてしまうので、キャリパーやホイールの塗装にダメージがありました。

 

その後の修理対応

今回のブレーキフルード漏れは、結果的にブレーキキャリパーのオーバーホールの際に不具合があったようでした。

ですので、無償にてブレーキキャリパーを新品に交換、及びホイールの補修を行っていただきました。

新品のブレンボキャリパーは、かなりキレイです。

また高価なので、とても自分で新品を購入することはできません(-_-;)。

以前のキャリパーと比較しても、まるで別物のような印象です。

<新品のブレーキキャリパー>       <以前のブレーキキャリパー>

新品 ブレンボキャリパー R33  旧ブレンボキャリパー R33

 

また、ホイールについてはローテーションを実施したため、左側の前後のホイールに塗装剥がれが発生していましたので、左側の2本が補修されて戻ってきました。

グラムライツ57C 補修後

補修したホイールと補修していない側のホイールと比較してみます。

57C 補修後比較

上の写真の左側が補修したホイールで、右側の赤色のラインが入っているホイールが補修していないホイールです。

補修したホイールは再塗装されていますが、少し明るいゴールドのような感じがします。

並べて比較しなければ、分からないレベルだとは思います。

 

左側から見ると、再塗装されたホイールと新品のブレンボキャリパーにより、足元がキレイになりました。

ER34 ホイールリペア後  ER34 57C キャリパー補修後

ホイールの補修・再塗装に伴い、赤色のラインは剥がした状態で戻ってきましたが、赤色のラインは気が向いたときに改めて貼り直したいと思います。

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