アジアンタイヤのNANKANG(ナンカン)「NS-2R」をER34に装着
以前にNANKANG(ナンカン)のタイヤを使用していたことがあり、ハイグリップラジアルとなる「NS-2R」を一度試してみたいと思い、装着することにしました。
装着するホイールは、いつもの「グラムライツ57C」ではなく、以前に履いていたARROW ENTERPRISE(アローエンタープライズ)の「ZAUBER(ザウバー)メッシュ」になります。
6年前までは、このホイールを履いていました。
「ZAUBER メッシュ」のホイールサイズ等の情報
私が装着していた「ZAUBERメッシュ」ホイールの情報です。
フロントには「235/40R18」サイズのタイヤを履かせており、リアには「255/35R18」サイズのタイヤを履かせていました。
<フロント>
・インチ:18インチ
・リム幅:8J
・オフセット:+35
・色:シルバー
<リア>
・インチ:18インチ
・リム幅:9J
・オフセット:+38
・色:シルバー
今回の「NS-2R」は、リアホイールに履かせました。
NANKANG(ナンカン)について
NANKANG(ナンカン)は「南港輪胎股份有限公司」という台湾の会社で、設立当初から「横浜ゴム株式会社」と技術供与契約を締結しており、台湾の中でも最も歴史のあるタイヤメーカーです。
そういう意味では、アジアンタイヤの中でも信頼できるのではないかと感じております。
6年前には、リアタイヤにNANKANGの「NS-2」というタイヤを使用していました。
「NS-2R」について
前回は「NS-2」を使用していましたが、今回はハイグリップタイヤとなる「NS-2R」にしました。
サイズは、同じく「255/35R18」です。
「NS-2」のタイヤパターンと比較しても、明らかにハイグリップタイヤっぽいデザインです。
「NS-2R」は「Treadwear」が選択できるタイヤであり、「180」「120」「80」の3種類から選択できます。
私は、間を取って「120」にしました。
「Treadwear」については、下文で説明してありますので、ご覧ください。
UTQG表示によるタイヤの比較
UTQG表示とは、「Uniform Tire Quality Grading」の略で、アメリカで設けられた基準である「統一タイヤ品質等級基準」を表記したものです。
1.Treadwear
タイヤの耐摩耗性能を表すもので、数字が大きいほどタイヤが減りにくいということになります。
一般的には数字が小さいほどタイヤのグリップ力が高いことが多いですが、必ずしも摩耗率とグリップ力は比例しないようです。
2.Traction
ウェットでのブレーキ性能を表すもので、評価は「AA、A、B、C」の4ランクで、「AA」が一番よいとされています。
3.Temperature
タイヤの耐熱性や効果的に熱を放散する能力を表すもので、評価は「A、B、C」の3ランクで、「A」が一番よいとされています。
上記を踏まえて、次の3種類のタイヤを比較してみます。
<YOKOHAMA「ADVAN NEOVA AD08R」>
・Treadwear:200
・Traction:AA
・Temperature:A
※2018年の第43週に製造されたタイヤです。
<NANKANG「NS-2」>
・Treadwear:480
・Traction:A
・Temperature:A
※2013年の第2週に製造されたタイヤです。
<NANKANG「NS-2R」>
・Treadwear:120
・Traction:AA
・Temperature:A
※2018年の第7週に製造されたタイヤです。
UTQG表示で比較すると、「NS-2R」は「AD08R」よりも摩耗するタイヤのようですが、今後どの程度の距離を使用することができるかを検証していきたいと思います。
また、肝心のグリップ性能についてもモータースポーツでの使用にて検証して、改めて記事にしたいと思います。