ER34のスロットルポジションセンサーの電圧調整
私のER34ですが、アイドリング時のスロットル電圧が少し低くなっていたので、スロットルポジションセンサーの角度調整を行うことにしました。
スロットルポジションセンサーは、下の写真のオレンジ色の丸で囲った部分になります。
スロットルポジションセンサーの電圧調整方法
(1)センサーを固定している2箇所のネジ・ボルトを緩める
写真の赤色で囲ったネジ・ボルトを緩めます。
上のネジについては、マイナスドライバーで回す方がイイと思います。
下のボルトについては、8mmのソケットで回します。
(2)センサーを動かして電圧を調整する
センサーを動かすと電圧が変化します。
電圧の変化は回す方向で次のようになります。
・赤色の方向(時計回り):スロットル電圧が上昇
・黄色の方向(反時計回り):スロットル電圧が下降
スロットル電圧の設定値として、全閉時の電圧が0.5V(±0.05)となっています。
つまり、0.45V~0.55Vの範囲内であればOKということになります。
私のER34は「E-manage Ulitimate」を取り付けておりますので、ノートパソコンを繋いで確認をしました。
「E-manage Ulitimate」では、パレメータ設定の「スロットル」タブのところで、電圧を確認できます。
<センサー調整前の電圧>
上の写真の「MIN」のところが、全閉時のスロットル電圧になります。
調整前は、0.42Vでした。
<センサー調整後の電圧>
ぴったり0.5Vに調整しました。
1mm程度の調整でこの電圧になりましたので、かなり繊細な調整が必要になります。
電圧を調整後は、ネジ・ボルトを締めて終了です。
センサー調整後の感想
調整した電圧としては「+0.08V」であり、アクセルのレスポンスなどに大きな変化は感じられませんでした。
ただ、設定値通りの電圧なので、気持ち的には安心感があります。
通常であれば大きな電圧の変化はないと思いますが、今後も定期的に確認していきたいと思います。