ER34に装着の「TOMEI ARMS M8265」タービン交換後に初となるパワー測定
東名パワード「ARMS M8265」タービンキットに交換してから、約半年が経過しました。
セッティングを進めていく上で、もう少し詰めを行いたいと考え、先日シャシダイナモでパワー測定を行ってきました。
シャシダイナモでパワー測定を行いつつ、そのデータも取り、更なるセッティングを行うことが目的です。
6年前のタービン交換前のブースアップ仕様の時から、パワー測定でお世話になっている「カキモトレーシング」様にて測定してきました
いつもありがとうございます。
早速、パワー測定をしていただいた結果は、以下の通りでした。
<パワー測定結果>
最大出力:344ps/6470rpm
最大トルク:40.47kgm/4780rpm
最大過給圧:109kPa(EVC表示値)
上のグラフと表を見る限りで、最大トルクとなる4800rpm付近から急激にトルクが下降して、6000rpm付近からまた上昇しているという、変な曲線を描いています。
ちなみに上の折れ線グラフの写真において、上側の折れ線がトルク曲線、下側の折れ線がパワー曲線になります。
また、パワー測定時に「E-manage Ultimate」でデータロガーを取ったものが以下になります。
図が小さくて分かりにくいですが、黄色のギザギザの折れ線が「点火時期」になります。
トルクが下降する付近から、点火時期が遅角しているのが分かります。
もう少し進角することで、パワーを絞り出せると思うので、この点が課題ですね。
実際、6000rpm以降の点火時期が進角している付近から、パワーもトルクも上昇しています。
また、下の方にあるオレンジ色の折れ線が「空燃比(A/F)」で、全体的に少し薄いような気がします。
高負荷時において、もう少し燃料を足してやるようなセッティングにしたほうがよさそうです。
結論として、「ARMS M8265」タービンのポテンシャルを考えると、まだまだセッティングの余地があると感じました。
上記の課題点を改善するセッティングを行い、リベンジをしたいと思います。