ER34のエアバッグ警告灯の点滅対応としてキャンセラーを交換
先日の車検に出す前に、エアバッグ警告灯が点滅したままになっていたので、いつものリセット手順を実施しました。
しかし、少し経つと、また点滅状態になっていました。
警告灯は点滅状態のままだと、今後車検を通すことも出来なくなってしまう可能性もあります。
エアバッグのキャンセラーが物理的に接触不良を起こしている可能性がありましたので、新品に交換することにしました。
エアバッグキャンセラーについて
今回購入したエアバッグキャンセラーは、以下の製品です。
●ワークスベル(Works Bell)製「Uターンハーネス」
この製品は、運転席のエアバッグを取り外した際に、点灯する警告灯を消灯させるための部品になります。
他社製品や自作する例もありますが、原理としては、配線の間に抵抗を入れることでエアバッグが正常に作動していると認識させる仕組みです。
自作することもできるのですが、電気のことはそれほど詳しくないですし、上記の製品でしたら購入してもそれほど高くもないので、既製品を購入することにしました。
エアバッグキャンセラーの交換手順
①ステアリングボルトを取り外す
6箇所のステアリングボルト(ステアリングビス)を六角レンチにて取り外します。
このボルトを外すと、ステアリングボスからステアリングが外れます。
②ホーンボタンの端子を取り外す
ステアリングを外すにあたり、ホーンボタンに付いている端子を取り外します。
③ステアリングボスカバーを取り外す
下の写真のジャバラのような形状のものが、ステアイングボスカバーです。
ステアリングを取り外すと、ステアリングボスカバーを取り外すことができます。
左右に回しながら手前にゆっくり引っ張ると、ステアリングボスカバーが外れます。
次の写真がカバーを取り外した後の状態です。
④既存エアバッグキャンセラーを取り外す
ステアリングボスカバーを取り外すと、エアバッグキャンセラーを確認することができます。
既存のエアバッグキャンセラーを取り外します。
取り外したエアバッグキャンセラーは以下のものになります。
⑤新しいエアバッグキャンセラーを取り付ける
取り外したエアバッグハーネスに、新しいエアバッグキャンセラーを取り付けます。
取扱説明書では、折り曲げてコネクターにタイラップで巻き付けるように取り付けるようですが、私はステアリングボスに配線止め金具を取り付けて固定しました。
⑥逆の手順で取り外した部品を取り付ける
上記の③→②→①の順で、取り外した部品を取り付けていくと、交換作業自体は完了です。
⑦エアバッグ警告灯のリセット手順を実施
エアバッグキャンセラーを交換しただけでは、警告灯は点滅したままなので、いつもの警告灯のリセット手順を行います。
詳しくは、『ER34のエアバッグ警告灯の点滅を「私はこの方法で消しました」』という記事を参考にしてください。
エアバッグキャンセラー交換後の結果
交換してから、1ヶ月以上経過しますが、警告灯が点滅することは無くなりました(>_<)。
やはり、エアバッグキャンセラーの物理的な不具合(接触不良または抵抗の寿命)だと思われます。
ステアリングをエアバッグ無しのタイプに交換している人で、エアバッグ警告灯が点滅したままの人は、一度交換することをオススメします。
今後、不具合が出れば、消耗品と割り切って部品交換で対応したいと思います。