ブレーキパッドとブレーキローター交換後の当たり付け作業を実施しました

先日にフロントのブレーキパッドとブレーキローターを新品に交換しましたので、当たり付け作業を行いました。

今まであまり意識して実施したことがなかったのですが、サーキット走行も多いので、今回は意識してやってみようと思いました。

ブレーキローター交換後 運転席側

 

ブレーキの当たり付け作業について

当たり付け作業は、「慣らし」や「摺り合せ」とも呼ばれている作業です。

<当たり付けの内容>

ブレーキパッドの表面とブレーキローターの表面を摺り合せて馴染ませる作業になります。

ブレーキパッドとブレーキローターの表面は、それぞれに細かい凹凸がありますので、ブレーキを使用することで平らにならしていきます。

 

<具体的な作業手順>

一般道で100km以上の距離を、急制動を行わないように極力注意して、走行するだけです。

「100km以上の距離」と、少し曖昧な書き方をしていますが、パッドの材質やメーカーによっても色々あるようです。

ちなみに、私のER34のリアブレーキローターで使用している「DIXCEL」さんのホームページでは、「300km~1000km」と記載されています。

もっとも同じ一般道の走行でも、頻繁にブレーキを使用する道路を走行する場合と、あまり信号の無い道路を走行する場合では変わってくると思います。

また、ノーマルパッドとメタル系パッドでも少し変わってくるようで、メタル系パッドの方が馴染ませにくいようです。

私の場合、一般道にて約300kmの距離を、急制動を行わないように注意して、走行しました。

この時に実施したことは、赤信号で停止する時は、極力エンジンブレーキを使用せずに、早めにクラッチを切ってフットブレーキを踏む時間を長くしてみました。

その方が少しでも早く馴染ませることができるのではないかと思います。

【交換直後のブレーキローター】

ブレーキローター交換直後

 

【100km走行後のブレーキローター】

ブレーキローター100km走行後

ブレーキローター100km走行後2

 

<サーキット走行に向けたブレーキ慣らし手順>

上記の一般道での当たり付けに加えて、サーキット走行を行う場合は、さらにブレーキローターに熱を入れる作業を行います。

新品のパッドやローターで適切な慣らしをせずに、サーキット走行などで急激に熱を入れると、ローターにひずみやクラックが発生する可能性があります。

こちらもメーカー等によりやり方が少し違うところもありますが、私は次のようなやり方を実施してみました。

 

①「約90km/hのスピードから50%~70%の踏力のブレーキで60km/hのスピードまで減速」と「その後約90km/hのスピードまで加速をする」とのセットを連続20回~25回程度実施

②1km~2kmの距離を約90km/hのスピードでブレーキを踏まずに走行(ブレーキのクリーリング走行)

上記の①と②のセットを2~3回繰り返してみました。

 

正しいやり方であるかどうか分かりませんが、要はフルブレーキングではない状態でローター温度をある程度上げて、また冷やすという作業を行うことができればよいと思います。

加速とブレーキを繰り返すことで、ローターの温度を上げることができます。

この作業は、かなり空いている高速道路でも実施できますが、後続車が気になりますので、サーキットなどで行うのがよいと思います。

 

せっかく新品のブレーキに交換する以上は、十分な性能を発揮させるためにも、今後もブレーキの当たり付けは実施していきたいと思います。

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